【モロヘイヤ】モロヘイヤの栄養や選び方は?食べ方も!毒があるの?

おいしいモロヘイヤの選び方 野菜の選び方
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モロヘイヤといえば、ゆでるとネバネバして、食欲のない時でもツルツルっと食べられる夏にぴったりの野菜ですね。

その爽やかな緑と独特の食感は、暑い季節に疲れた体を癒してくれます。

しかし、モロヘイヤの栄養や選び方、そして毒があるという情報があるのをご存知でしょうか?

そこで、今回はこれらの疑問に答えるべく、モロヘイヤの魅力を深掘りしてみましょう。

【モロヘイヤ】モロヘイヤの栄養や選び方は?食べ方も!毒があるの?
  • 【モロヘイヤ】いつが旬なの?収穫時期は?
  • 【モロヘイヤ】栄養が最強ってホント?
  • 【モロヘイヤ】選び方をマスターしよう
  • 【モロヘイヤ】美味しい食べ方を紹介!
  • 【モロヘイヤ】毒の真実とは?

ロリポップ!
お皿の上にあるモロヘイヤ

モロヘイヤの旬は6月から9月です。

原産はアフリカ北部からインド西部といわれており、日本でも夏に旬を迎えます。

夏場に不足しがちな葉物野菜として、モロヘイヤはありがたい存在ですね。

夏は特に葉物野菜の種類が少なくなりがちですが、モロヘイヤはこの時期に収穫されるため、新鮮で栄養満点の葉野菜を楽しむことができます。

暑さで食欲が落ちる夏に、モロヘイヤのネバネバとした食感は喉越しが良く、ツルツルと食べやすいので食欲増進にも役立ちます。

モロヘイヤは家庭菜園でも育てやすい野菜として人気があります。

収穫したての新鮮なモロヘイヤを家庭で楽しむことができるのは、栽培者ならではの特権です。

しかしモロヘイヤを食べるときには注意が必要な個所があります。

記事後半で調べていきますね。

土に植わっている葉っぱ

モロヘイヤはアラビア語で「野菜の王様」という意味です。

その栄養価の高さから日本でも「最強の野菜」と言われていますよね。

ビタミンやミネラルが豊富で、ネバネバ成分にも健康効果があります。

ではモロヘイヤの栄養を詳しく見ていきましょう!

βカロテンは、体内でビタミンAに変換されるプロビタミンAであり、健康にさまざまな恩恵をもたらします。

βカロテンは強力な抗酸化作用を持っています。

抗酸化物質は、体内の細胞を酸化ストレスから守り、老化の進行を遅らせる働きがあります。

これにより、肌の健康を保ち、シワやたるみの予防にもつながりアンチエイジングになりますね。

さらに、βカロテンは免疫力を高める効果もあります。

体内でビタミンAに変換されることで、免疫システムを強化し、感染症に対する抵抗力を高めます。

特筆すべきはβカロテンの吸収率は、調理方法によって異なるんです。

βカロテンは脂溶性ビタミンであるため、油と一緒に調理することで体内への吸収率が高まります。

例えば、モロヘイヤを炒めたり、オリーブオイルをかけてサラダにしたりするのがおすすめですよ。

ビタミンB1は、私たちの体のエネルギー代謝や神経機能に欠かせない成分です。

ビタミンB1の主な役割は炭水化物の代謝を助けることです。

食事から摂取した炭水化物をエネルギーに変換する過程で必要な酵素の働きを助けるため、疲労回復やエネルギーの供給に重要です。

特に、運動後や疲労感を感じたときにモロヘイヤを摂取すると、ビタミンB1がエネルギー生成を促進し、素早く元気を取り戻すことができます。

ビタミンB1は神経系の健康にも重要な役割を果たします。

神経伝達物質の生成に関与しており、脳の機能を正常に保つために不可欠です。

ビタミンB1が不足すると、集中力の低下やイライラ感、神経痛などの症状が現れることがあります。

ビタミンB1は水溶性ビタミンであるため、長時間水にさらすと栄養素が失われる可能性があります。

そのため、茹でる際には短時間で済ませるか、蒸すなどの方法を選ぶと良いでしょう。

また、スープや味噌汁にすると、失われがちなビタミンB1も無駄なく摂取できますよ。

ビタミンB2はリボフラビンとも呼ばれます。

ビタミンB2は、エネルギー代謝に不可欠な栄養素です。

食事から摂取した糖質や脂質をエネルギーに変換する際に、ビタミンB2が関与します。

つまり、ビタミンB2が不足すると、体内での栄養素の代謝がスムーズに行われず、疲労感や倦怠感を感じやすくなります。

また、ビタミンB2は酸化ストレスから身体を守る抗酸化作用も持っています。

私たちの体内でエネルギーを生産する過程で発生する活性酸素を除去し、細胞や組織を酸化ダメージから守る働きがあります。

この抗酸化作用によって、ビタミンB2は細胞の老化や疾患の予防にも貢献します

体内に蓄積できないので毎日摂取したいビタミンです。

カルシウムは、骨や歯の形成や強化に不可欠なミネラルです。

特に成長期や妊娠中、授乳期などの重要な時期には、カルシウムの摂取がより重要になります。

カルシウムは、骨や歯を丈夫に保ち、骨粗鬆症などの骨の健康をサポートします。

の正常な機能を維持し、体の動きをスムーズにします。

さらに、カルシウムは血液の凝固やホルモンの分泌など、体のさまざまな生理機能にも影響を与えます。

食物繊維には、主に水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類があります。

モロヘイヤに含まれる食物繊維は、これらの両方をバランスよく含んでいます。

食物繊維
  • 水溶性食物繊維:水と結びついて腸内でゼリー状になり、便のかさを増やして排便を促進します。また、コレステロールや血糖値の上昇を抑制する働きもあります。
  • 不溶性食物繊維:水に溶けないため、腸内で水分を吸収し便を柔らかくする効果があります。便通を改善し、便秘や下痢の予防に役立ちます。また、腸内環境を整え、有害な物質の排出を促進する働きもあります。

モロヘイヤを摂取することで、腸内環境を改善し、便通をスムーズにする効果が期待できます。

また、モロヘイヤに含まれる食物繊維は、満腹感を持続させる効果もあります。

食事にモロヘイヤを取り入れることで、食べ過ぎを防ぎ、ダイエットや健康管理に役立ちます。

きなこもち
きなこもち

やっぱりモロヘイヤは最強の野菜!

【モロヘイヤ】選び方をマスターしよう

ざるの上にあるモロヘイヤ

モロヘイヤは栄養価が高く、夏にぴったりの野菜です。

その豊富なビタミンやミネラル、食物繊維を最大限に享受するためには、新鮮なモロヘイヤを選ぶことが重要です。

しかし、スーパーでたくさんのモロヘイヤを前にすると、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。

ここでは、モロヘイヤの選び方のポイントを紹介します。

新鮮なモロヘイヤを選んで、その豊富な栄養を楽しんでくださいね。

健康的な食生活を支える強力な味方として、モロヘイヤを積極的に取り入れてみましょう!

【モロヘイヤの選び方】葉を見る!

  • 濃い緑
  • みずみずしく張りがあるもの

新鮮なモロヘイヤの葉は、鮮やかな濃い緑色をしています。

この濃い緑色が栄養たっぷりの証拠です。

逆に、葉が黄色っぽくなっているものや、色が薄くなっているものは、鮮度が落ちている可能性が高いです。

スーパーで選ぶ際には、まずこの色をしっかりと確認しましょう。

次に、葉の状態も重要です。

新鮮なモロヘイヤの葉はみずみずしく、触ると張りが感じられます。しおれている葉や、触るとすぐに破れてしまいそうな柔らかい葉は避けてくださいね。

また、葉の先端が黒ずんでいるものも鮮度が落ちているサインなので気をつけてください。

葉全体が健康的でツヤがあるかどうかが、新鮮なモロヘイヤを見極めるポイントになりますよ。

【モロヘイヤの選び方】茎を見る!

  • 変色していないもの
  • 太くなく、柔らかいもの

まず、茎の色を確認しましょう。

新鮮なモロヘイヤの茎は、緑色で均一な色合いをしています。

変色している茎、特に黒ずんでいる部分や茶色くなっている部分が見える場合は、鮮度が落ちている証拠です。

変色が見られるモロヘイヤは避け、新鮮なものを選びましょう。

次に、茎の太さも重要です。

太い茎は繊維が多く、調理すると固くなりがちです。

モロヘイヤは柔らかい茎を選ぶことで、調理後も食感が良く、美味しさが引き立ちます。

理想的なのは、適度な太さでしなやかな茎です。

茎が細すぎても栄養が十分でないことがあるため、適度な太さを見極めることが大切です。

また、茎の柔らかさもチェックポイントです。

新鮮なモロヘイヤの茎は手で軽く曲げるとしなやかに曲がりますが、固くて折れにくい場合は鮮度が落ちている可能性があります。

逆に、簡単に折れてしまうような茎は乾燥している可能性が高いです。

柔らかくてしなやかな茎を選ぶことで、調理の際も扱いやすくなります。

【モロヘイヤ】美味しい食べ方を紹介!

モロヘイヤといえば、茹でて食べるのが一般的ですよね。

そのネバネバとした食感が夏バテの時期にも食欲をそそり、ツルっと喉越し良く食べられる魅力があります。

しかし、実はモロヘイヤは生でも食べられるんです。

生のモロヘイヤには、そのままの栄養がしっかり詰まっています。

ビタミンやミネラルを最大限に摂取するには、生食が最適です。ただし、生で食べると独特のえぐみが強く感じられ、ネバネバ感も控えめになります。

このため、生のモロヘイヤを美味しく食べるためには、少し工夫が必要かもしれません。

例えば、細かく刻んでサラダに混ぜたり、レモン汁やオリーブオイルで和えると、えぐみが和らいで食べやすくなります。

それでも、モロヘイヤのネバネバが恋しい方には、やはり茹でるのがおすすめですね。

加熱することで、モロヘイヤのネバネバ感が増し、特有の粘りが楽しめます。

茹で時間:1分程度

これ以上茹でてしまうと、せっかくの栄養が逃げてしまうので、さっと茹でて取り出すのがポイントです。

短時間で茹で上げることで、モロヘイヤの鮮やかな緑色も保たれ、見た目にも美味しそうに仕上がりますよ。

【モロヘイヤ】毒の真実とは?

モロヘイヤのお浸し

皆さんが普段食べているモロヘイヤは、その葉っぱですよね。

健康に良いとされるモロヘイヤですが、実は少し驚くべき真実があります。

それは、モロヘイヤの「種」や「さや」に有害な成分が含まれていることです。

モロヘイヤの毒=ストロファンチジン

 

ストロファンチジンは強心配糖体の一種で頭痛や動悸、吐き気、幻覚等を引き起こし、最悪の場合心不全になってしまう恐ろしい成分です。

一般的に市場に出回っているモロヘイヤは葉だけが販売されているため、通常の食事で中毒を起こすリスクはほとんどありません。

しかし、家庭菜園でモロヘイヤを育てる際には、種やさやを誤って食べないように十分に注意が必要です。

また、モロヘイヤを食べて口がかゆくなる方はいらっしゃいますか?

実は、モロヘイヤのネバネバ成分によってこのような症状が引き起こされることがあります。

ネバネバ成分は食物繊維の一種であるペクチンやムチンは、口内や喉に刺激を与えることがあります。

かゆみを感じた場合には無理せず、必要に応じて医師に相談しましょう。

まとめ:【モロヘイヤ】モロヘイヤの栄養や選び方は?食べ方も!毒があるの?

今回はモロヘイヤの魅力を深掘りしてみました。

  • 【モロヘイヤ】6月~9月が旬の夏野菜!
  • 【モロヘイヤ】アラビア語で「野菜の王様」
  • 【モロヘイヤ】選び方は茎がやわらかいもの!
  • 【モロヘイヤ】実は生でも食べらる!
  • 【モロヘイヤ】種やさやに毒が含まれてる!

モロヘイヤのネバネバ成分は、食欲が落ちがちな夏でもつるっと食べられる嬉しい特徴です。

サラダやスープ、おひたしや炒め物など、さまざまな料理に取り入れて、その栄養価を活かしたいですよね。

ネバネバパワーで最強野菜のモロヘイヤは夏にぴったり。

いろんな料理と合わせて、酷暑の夏を乗り切りましょう。